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人前で話をするバイヤー 1

 先日、学生の前である話をする機会を得た。軽く引き受けたが、行ってみると数百人の学生が待ちかまえていた。

 ある会社のCSR活動の一環で、いろいろな会社の人にしゃべってもらって、メーカーとか、製造業興味を持ってもらおうとの企画。よくよく聞けば、授業なわけだ。

「最近の学生は、メーカーって言ってもよくわからないので、メーカーとは?って所も入れていただけると助かります」

 最近の学生は、メーカーを知らないらしい。本当かな~と思いつつ、メーカーって何だろう?って定義を考えてみたりする。辞書で意味を調べたり。ちなみにメーカーって国語辞典で調べると、

メーカー[maker]〘名〙
製造業者。「─品(=名の通った製造会社の製品)」

明鏡国語辞典 (C) Taishukan 2002-2006

 とある。メーカーで働いている私には、結構難しい質問だった。

 そしてあるテーマに基づいて、パワーポイントの資料を作成した。自分が実際に手を出してやってきた時期は良いのだが、どうしても文献によって調べなきゃいけない内容もある。ここ一ヶ月での読書量は、多分人生いちばんのものだろう。(そう思っていたら、上には上がいるってことを、あっさり知ることになった)

 計画して実行してなんていうサイクルを意識してやって来たつもりだが、それでは例えば10年とか20年で、自分がやって来たことをレビューして、そしてこれからを見通すなんて、初めての経験。仕事が減るわけでもないので、結局睡眠時間を削りながらの資料作成だったが、いろいろ考えさせられることが多かった。

 そして、偉そうに今後はこうなるだろう、なんて事もしゃべってみたのである。実際どうなるかは別にして、たまには長いスパンで過去を振り返るってのも面白くて、色々気づかされるなぁなんて思った。 

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